スーパープログラマーに聞く 最強シンプル思考術 読んでみた
著書名 スーパープログラマーに聞く 最強シンプル思考術 著者 吉田 塁 出版社 ディズカバー21
エンジニアですが、いかんせん思ったことをコードに落とすというのが苦手なので、プログラマはどんな思考をしてるのかと思って読んでみました。
第1章 モデルってなんだろう?
プログラマの頭の使い所は「無駄を省いてシンプルに考える」こと。そのためにモデル(=型)を使うと良い。
身近なものでいうと、人体模型、路線図、ビジネスモデル等がある。これらのように、現実に使いやすい形にまとめ直したものである。
そして、モデルベース思考では、四角(要素)と線(関係)のみで表現する。
第2章 モデルの作り方
モデルの基本構造は、前章にもあったが、四角(要素)と線(関係)である。何事も突き詰めれば全て要素と関係で表現できる。
モデル化する手順は下記の通り。
- 目的・視点を明確にする。 目的によって視点は変わってくるので、最初に定める必要がある。
目的 | モデル |
---|---|
書籍の物理的な構造を伝えたい時 | 「カバー」ー「表紙」ー「本文」 |
書籍に書かれている内容の構造を伝えたい時 | 「タイトル」ー「目次」ー「物語」ー「あとがき」 |
要素を書き出す 物事は多大な数の要素によって構成されるので、複雑な要素の中の重要なものを全て書き出してみる。
この時、目的・視点によって重要なものは変わってくる。
要素は基本的に名詞で書く。要素同士の関係性を考え、線で結ぶ。 この時、1つ1つの要素と要素の関係をじっくり丁寧に見る。
配置を整える 同じグループの要素は並べる。 基本的には左から右→上から下の流れに沿って配置する。
第3章 モデルを使うメリット
モデル化するにあたり考え書き出すため、自身の中で情報の整理・理解が深まる他に以下のメリットがある。
1. 図解化できる
2. 全体像を掴める
3. 論理的に考えられる
4. 発想を広げられる
第4章 よりよいモデルをつくるには?
目的・視点を一言で説明して見る。
要素を過不足なく書き出すために、不要だと思うものを一旦削除して見る。
削除してみてモデルが崩れなければ不要。
また、出来上がったモデルをみて何かしっくりこない感があればそれはだいたい不足なので補って見る。
・・・とここまで読みながら綴ったものの、あとは考えればわかるしできる一般的なことなので割愛させていただくことにします。 コードを書くとか、フローチャートを描くとかっていう話じゃなくなってるような・・・
ちなみに残りの構成は下記の通り。
第5章 身近なもののモデルを作る
第6章 モデルを使い倒す方法
第7章 モデルをビジネスに活かす