超一流の雑談力 を読んでみた
著者:安田 正
出版社:文響社
超一流の雑談力
それぞれの章ごとにポイントをまとめてあります。
1〜4章は一般的なコミュニケーションで役立つと感じました。
それ以降は営業職だと役立つのかと思います。
第1章 「超一流の雑談」の始め方
初対面の相手にどうやって何を話始めるかという観点での章。
- 自分の弱み(失敗話、うっかり話)をしてみる。ただし、人間性を疑われるようなチョイスはNG。
- 擬音語、擬態語を使って臨場感を出す。しかしながら短文でわかりやすい構成に。
- 話のゴールを見失わない。(長く話すと見失いがち・・・)
第2章 何を話題にすれば、雑談は盛り上がるのか?
どうやって自然な雑談を続かせるか?という課題についての章
- 複数の話題から、引っかかったものを深化。ただし、複数の話題を全く分けて投げるのではなく、話を流れに乗せてテーマだけ移動していく。
- 最初の入りは天気とか、ニュースとかでOK。ダメ、絶対な話題は政治、宗教、下ネタ、恋愛等ナイーブな話題。
- Interentingな話題を提供するためのネタは用意しましょう。
- 定期的に情報をインプットしておく習慣をつけましょう。
おすすめソース
カテゴリ | おすすめ商品 |
---|---|
新聞 | 日経産業新聞 |
経済雑誌 | プレジデント、日経ビジネス |
大衆雑誌 | 週刊文春or週刊新潮 |
テレビ番組 | カンブリア宮殿、ガイアの夜明け、ためしてガッテン |
第3章 思わず心を許してしまう聞き方
あいづちの打ち方って、聞いてて面白いな、参考になるな、と思ってもうまく返せないんですよね。
ここは要トレーニングだと思いました。
会話を続け、盛り上がらせ、相手の気持ちをよくさせる話題の出し方、拾い方の章です。
- 「そうですね」+一言で返す。この一言は、おうむ返し、連想ゲームでok。そして相手が返しやすい球を投げる。
- 「何か特別なことされてるんですか?」で相手のこだわりを射抜く。
- 相手の意外な面、バックグラウンドをすくい上げるような会話で盛り上がる。
- 質問に対する回答をを想定して、物自体ではなくものを所有する『人』にフォーカスして質問する。
- 「なぜ」という質問は日本人には威圧的に捉えられるのでNG。
第4章 出会ってすぐに距離を縮める方法
- 表情注意。
- 意見が食い違う時は「迂闊でした!確かにおっしゃる通り〇〇という視点もありますね!」を使う。
第5章 さらに距離を縮める二度目の雑談
- 前回教えてもらったことに触れる。
- フレンドリーな内容でも丁寧に美しい話し方をする。
第6章 相手によって話し方や話題を変える
- 世の中には雑談すべきではない人もいる。
- 相手を見極め、うまく入り込む。(相手のパターン別に攻略方法は記載ありなので木になる方は本書をお読み下さい。)
- キーマンは肩書きでは決まらない。
第7章 雑談から本題への移り方
- 「ところで今日は…」は最悪の出だし。話の流れに沿って提案を。
- あくまでも、相手の話にヒントを得たていでで話始める。
第8章 今日から始める雑談トレーニング
レベル1:エレベータで行き先階を聞く。明るい声で。
レベル2:お会計で店員さんに一言お伝えする。
レベル3:混んだ居酒屋で店員さんを呼ぶ。共鳴している声。目立ってもダメ。聞こえなくてもダメ。
レベル4:アウェイな飲み会、パーティに参加する。なければ初めてのバーに行く。初めての美容院に行く。
レベル5:社内の苦手な人と軽く雑談する。
レベル6:インプットした内容を社内で話す、スピーチする。
レベル7:謎かけする。「〇〇とかけて、△△ととく」という、例え話ができるとうまく相手に伝えられるケースがある。
*レベル8:結婚式とかフォーマルな場でスピーチする。ウケが取れるけどちゃんとしたスピーチ。
感想
5章以降はハードル高いっていうかあんまり使うシーンがないのかと思ったけど8章にあるトレーニングはレベル8を目指してステップアップしていこうと思いました。
こういった、話の広げ方の本と合わせて伝え方の本で伝えるこつを掴むとよいのかしらと思った。